スペースモラトリアムノカミサマ

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2005/12/19

_ [ソフトウェア] 業務アプリの完成度の低さ

社会に出て業務向けパッケージや受託開発されたアプリに触るようになると、どれもその完成度の低さに驚きます。

はてな近藤社長の CNET Blog に

はてなでサービスを出す時に心がけていることとして、「50%くらいの完成度でサービスを出す」という事があります。

(中略)

  1. 最低限必要な機能…ログインや日記を書く機能など。どんなシステムでも持ち合わせている機能
  2. そのサービスを特徴付ける基本機能…キーワードの自動リンクシステムや、それを実現するためのキーワード作成機能など。どのサービスにもあるわけではないが、サービスのコンセプトを表すために必須の機能
  3. 発展的機能…1.や2.を前提として考えた場合に必要となるであろう機能。コメント拒否ユーザー機能や、キーワード削除のための調停ルールなど

この時、1.が無くてはそもそもサービスとして成り立ちませんし、2.が無くては最初にユーザーに面白いと感じてもらうことができませんが、3.に関してはサービスをリリースしてから発展させても良いと考えています。

[近藤淳也の新ネットコミュニティ論:50%の完成度でサービスを出すより引用]

という話があって、なるほどと思うのですが、うちの場合、1も2も3もどれも50%の状態で納品されて動き出している…というか、まず1からして根本的にダメダメな状態で火の車という感じでしょうか。

それから、奴らは「50%で出すように心がけている」わけではなく、感触としては「90%の物を出しているつもり」のように見えます。

こりゃ話にならんから解決汁と言っても、その認識のズレがどうも埋まらない。

ボタン一つとっても、何をどうしたらこういう名前になるのか理解に苦しむラベリング。これを作っているのはプロなのか?

こういう稚拙な物を日々目にするようになると、いかに Apple や Microsoft のソフトウェアがよくできているかが骨身に染みてきます。(Apple 級とまでいかなくとも、一般消費者向けソフトウェアは今まで「しょぼいぜ」と思っていた物も含めて全てが上質に見えてきます)

そういった会社には何があるんでしょうヵ…

  • まともなバランス感覚を持った人材
  • 練り上げられた UI 設計ガイドライン
  • ガイドラインを実行できる組織と人材

…他にも色々ありそうですぇ…。