スペースモラトリアムノカミサマ

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2008/12/22

_ [Web制作][アクセシビリティ][SEO] SFC の Web サイトリニューアル後の復旧状況と残課題

先日リニューアルされてからその酷さで大人気の SFC トップページ

/. でも慶應SFCのWebサイト、Flashに依存した形にリニューアルして酷評されるとしてタレコまれ、livedoor ニュースエキサイトニュースにも載る形に。

19日深夜には旧サイトが http://www-old.sfc.keio.ac.jp/ として復活、ブラクラ状態だった Flash コンテンツもユーザ操作によって初めて重いアニメーションが動く形に変更され、だいぶ復旧された。

この動きは実に迅速で素晴らしい。中の人乙と言いたい。(でもできれば公開する前に気づいて欲しかった)

さて、この改善時の残課題として、旧版の提供サーバが www-old と、www からホスト名が変わってしまっていたために、site:www.sfc.keio.ac.jpでの検索結果が軒並み404な状態が相変わらず、という問題を抱えたままだったが、これも、22日中に改善がなされたようだ。

22日夜に再訪問してみたところ、http://www.sfc.keio.ac.jp/ にアクセスすると http://www.sfc.keio.ac.jp/top.html にリダイレクトされ、そこで Flash 版と HTML 版の選択肢が表示されるようになっていた。

スクリーンショット: http://www.sfc.keio.ac.jp/top.html で表示される Flash 版と HTML 版への分岐ページ

そこで HTML 版を選ぶと改めて http://www.sfc.keio.ac.jp/ にジャンプし旧トップページが表示されるようになっていた。

スクリーンショット: http://www.sfc.keio.ac.jp/ で表示される旧 SFC ホームページ

site:www.sfc.keio.ac.jpでの検索結果が軒並み404という問題もこれで解消したようだ。

さて、最初に Flash 版と HTML 版の選択肢が表示された http://www.sfc.keio.ac.jp/ と、次に旧トップページが表示された http://www.sfc.keio.ac.jp/、同一 URL でありながら1回目と2回目で違うコンテンツが出るのはどういう仕組みで実現されているのだろうか。

これは、どうも Referer によって区別されているようだ。サーバ側で「Referer が http://www.sfc.keio.ac.jp/top.html だった場合は旧トップページを表示する、そうでない場合は http://www.sfc.keio.ac.jp/top.html に転送する」という RewriteRule が書かれていると推測される。

たぶんこんな感じだ。

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_REFERER} !^http://www\.sfc\.keio\.ac\.jp/top\.html
RewriteRule ^/$ /top.html [R=302,L]

実際、RefControl アドオンで Referer 送信をブロックした状態でアクセスしたところ、top.html から「HTML 版」のリンクをクリックしても再度 top.html に戻らされてしまった。

この状態には若干問題がある。市販のセキュリティ対策ソフトの中には、Referer 送信をブロックするような機能を備え、デフォルトでそれがオンになっている場合がある。この場合、ユーザは「HTML 版」のリンクをいくらクリックしても先に進めず、またその原因もよくわからないという状況に陥る。(参考:参照元 (リファラ) が遮断され、Web サイトが正しく表示されない (Norton Internet Security 2003/Norton Personal Firewall 2003))

Web サイトは Referer 情報が常に正しく送信されていることを前提に作ってはいけない。ここで mod_rewrite を使うのは適切とは言えない。(なお、ウェブ魚拓も同じ問題を抱えている)

Web マスターは、mod_rewrite で小細工するのではなく、単純に「http://www.sfc.keio.ac.jp/ で Flash 版と HTML 版の選択肢を表示、HTML 版をクリックしたら http://www.sfc.keio.ac.jp/oldtop.html 等で旧トップページを表示」という形態を取るべきではないだろうか。

また、もし旧サイトをあくまで古いものと位置づけたいのであれば、www-old. は www-old. のままで、www. については「/ (およびそこで使われているパーツ) 以外のリソースへのアクセスは全て www-old. へリダイレクト」というやり方もあると思う。

(もっとも、「http://www.sfc.keio.ac.jp/ で従来通りの HTML 版トップページを表示、その中に設けられた「特設 Flash」等をクリックすることで新しい Flash コンテンツを表示する」という、「あくまで HTML 版が主であり Flash 版はその中のいち特設コーナーに過ぎない」という表示形態にすることが最も望ましいと思うが)

22日以降の他サイトでの言及まとめ

12月22日

12月23日

1月16日

(2009/02/06追記)

SFC CLIP: SFC公式WEB、HTML版も地味にリニューアル (2009年02月06日)

SFC 慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス [HTML版の公開について]

…ということで、HTML 版もリニューアルされたらしい。上記の Referer 依存問題も改善されたようだ。いまどき XHTML 1.0 Transitional というのはイマイチどうなのという感もあるけど、まあ中の人乙ということで。