スペースモラトリアムノカミサマ

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2012/09/14

_ [iPhone] iPhone 5 を2年間利用する場合のソフトバンクモバイルと au の支払い総額を比較する

auとソフトバンク、iPhone 5の料金プラン発表。au版はテザリング2年間無料…ということで、それぞれから iPhone 5 料金プランが発表された。

今回はだいぶパケット料金が上がったようで (特に SBM)、
SBM は
昨年はパケットし放題フラット 4,410円 だったのが
今回はパケット定額 for 4G LTE 5,460円 と1,050円増し、
au は
昨年は IS フラット (キャンペーン) 4,980円 だったのが
今回は LTE フラット 5,460円 と 480円増し、
…という具合になっている。

ところで、両社ともに新規・機種変・MNP で異なる条件設定がなされており、それぞれ結局どういう支払い額になるのかいまひとつ掴みづらい。

そこで、新規の場合、MNP の場合、機種変の場合で、2年間契約した場合の総支払額を整理した。

条件

  • 64GB モデルを購入したものとして計算 (32GB モデルの場合は10,320円を、16GB モデルの場合は20,640円を、下記合計値から引けば良い)
  • 2年縛りを受け入れるかわりに通信料の上限が低くなる割引 (自分割引50/新・自分割引/誰でも割) を適用

新規契約する場合

SBM 新規契約
初期費用
新規契約手数料2,835円
月額費用
基本使用料(ホワイトプラン)980円
インターネット接続(S!ベーシックパック)315円
データ通信料(パケット定額 for 4G LTE)5,460円
端末代金3,000円
月々割-2,140円
小計7,615円×24 = 182,760円
合計185,595円
au 新規契約
初期費用
新規契約手数料2,835円
月額費用
基本使用料(LTEプラン)980円
インターネット接続(LTE NET)315円
データ通信料(LTEフラット)5,460円
端末代金3,430円
毎月割-2,570円
小計7,615円×24 = 182,760円
合計185,595円

費用面では両者全く互角。

MNP の場合

(前提)

au or DoCoMo から SBM に MNP
初期費用
契約解除料9,975円
MNP 転出手数料2,100円
新規契約手数料2,835円
小計14,910円
月額費用
基本使用料(ホワイトプラン)980円
インターネット接続(S!ベーシックパック)315円
データ通信料(パケット定額 for 4G LTE)5,460円
端末代金3,000円
月々割-2,140円
のりかえ割 + iPhone かえトクキャンペーン-980円
小計6,635円×24 = 159,240円
合計174,150円
SBM or DoCoMo から au に MNP
初期費用
契約解除料9,975円
MNP 転出手数料2,100円
新規契約手数料2,835円
小計14,910円
月額費用
基本使用料(LTEプラン)980円
インターネット接続(LTE NET)315円
データ通信料(LTEフラット)5,460円
端末代金3,430円
毎月割-2,570円
男子割・女子割-980円
小計6,635円×24 = 159,240円
合計174,150円

MNP の場合もまた新規と全く互角。

機種変する場合

(前提)

SBM → SBM
初期費用なし
月額費用
基本使用料(ホワイトプラン)980円
インターネット接続(S!ベーシックパック)315円
データ通信料(パケット定額 for 4G LTE)5,460円
端末代金3,000円
月々割-2,140円
iPhone かいかえ割-490円 (12ヶ月のみ)
合計7,125円×12 + 7,615×12 = 176,880円
au → au
初期費用なし
月額費用
基本使用料(LTEプラン)980円
インターネット接続(LTE NET)315円
データ通信料(LTEフラット)5,460円
端末代金3,430円
毎月割-2,180円
合計8,005円×24 = 192,120円

au は機種変に冷たい…。これは「うちと一度契約したら SBM に乗り換えしたいとは思わないだろう」という自信の顕れ?

その他

  • au は当初からテザリング可能、SBM も2013年1月から可能 (どちらも2年間無料)
  • 「au ひかり」等を自宅に引いている場合は「au スマートバリュー」適用で月額1,480円 (総額35,520円) 引き
  • 「ホワイト BB」等に加入している場合は「LTE スマホ BB 割」適用で月額1,480円 (総額35,520円) 引き
  • テザリング未使用時、au は月間 7GB 越えで 128kbps 規制、SBM は規制なし
  • SBM は、機種変後の旧機器を家族が契約すると、パケットし放題フラットのパケット通信料が2年間1980円になる「LTE スマホ家族キャンペーン」あり。
  • au は端末代金・毎月割の金額が SBM よりも高く設定されている点にやや注意が必要。これが何を意味するかというと、24ヶ月継続契約した場合の実質支払額は SBM と同額になるが、もし短期で解約した場合のペナルティ (端末代金の残債一括支払額) が au の方が大きくなる、ということ。

まとめ

  • 新規と DoCoMo からの MNP の場合、料金面は全く互角なので、回線品質やテザリング面で有利な au がお薦め。
  • 今 SBM 使っていて、現行機種を家族にお下がりしたいなら、LTE スマホ家族キャンペーンが使える SBM がお薦め。特にそのつもりがないなら au に MNP した方が2,730円だけ安く、回線品質が上がる。メアドが変わることを許容できれば au がお薦め。
  • 今 au 使ってるなら、SBM に MNP した方が1.8万円ほど安はくなる。しかし回線品質は落ちる。
  • 別途モバイルルータを契約している場合はテザリングが使える au 一択。
  • au スマートバリュー適用条件を満たしている場合は au 一択。
  • ホワイト BB 等加入の場合は LTE スマホ BB 割が使える SBM がお薦め。

今回は全体に au 有利のように見えます。まあここから一週間の間に SBM 側が何か手を打ってくるかもしれないのでまだ確定はできませんが。当初は au 側が全般的に有利に見えたけど、9月19日になって、現行 SBM 契約者にとってはかなり魅力的な対抗策を SBM 側が打ってきたので、どちらがお薦めとは一概に言えなくなってきました。

個人的には

au がいかに機種変に冷たいかがよくわかったけど、1年使ってみて SBM には戻り難いものを感じているので、当初予定通り、4S をあと1年使い続けて来年再検討することにしたい。

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_ ponyorin (2012/09/17 21:33)

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